News
お知らせ/ニュース

東京23区の中古マンション価格が過去最高──今後は“選別の視点”が重要に

2025.08.19

2025年6月、東京23区の中古マンション平均希望売り出し価格が70㎡あたり1億333万円(前月比+2.4%)と、過去最高を更新しました。価格は14カ月連続で上昇し、前年同月比では+38.2%という大幅な伸びです。これは、不動産調査会社・東京カンテイの調査結果をもとにしたもので、日本経済新聞が7月24日に報じています。

※出所:日本経済新聞(2025年7月24日配信記事より要約)

背景には、新築マンションの供給が減少し、価格も高騰していることがあり、それに引きずられる形で中古市場への需要が高まっています。国内外の富裕層の流入も相場を押し上げる一因となっています。

特に都心6区(千代田・中央・港・新宿・文京・渋谷)が上昇をけん引しており、中央区の「晴海フラッグ」など築浅・高級物件の供給が増えたことで、都心の平均価格は1億6415万円と2004年以降の最高値を記録しました。

しかし、直近3カ月の価格上昇率を見ると、4月+2.9%、5月+1.7%、6月+0.5%と鈍化傾向が見られます。売り出し後に値下げされる物件の割合は37.4%に達し、買い手が“価格に割高感”を持ち始めている様子がうかがえます。流通戸数も増加傾向にあり、今後、都心部では価格調整局面に入る可能性が高いとされています。

一方、城南・城西エリア(品川・目黒・世田谷など)は引き続き堅調で、前月比+1.7%(平均価格8623万円)と安定した動きを見せています。また、神奈川や埼玉など周辺エリアも価格上昇が続いており、投資の目線では都心以外にも視野を広げる戦略が有効です。

【社長の視点】

市場全体としては堅調さが続いており、中古マンション市場は依然として魅力ある投資対象です。しかし、都心部においては価格の天井感が出てきており、どのエリア・どの物件を選ぶか」いう選別力が今まで以上に求められます。

当社では、お客様一人ひとりの資産状況や投資目的に合わせて、需給バランス・価格動向・将来性を総合的に分析し、慎重な投資判断をサポートいたします。都心の築浅物件から郊外の利回り重視エリアまで、幅広くご提案可能です。ぜひお気軽にご相談ください。