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企業情報

-我々の原点-

Think Straight, Talk Straight.Arthur Andersen (1885-1947)

かつて世界5大会計事務所が存在した時代、唯一合併を行わず成長を成し遂げた、アメリカ・シカゴを拠点とする会計事務所の創始者。

代表挨拶・経歴

 2023年の年頭にあたり、日頃より弊社に一方ならぬご支援を賜り厚く御礼申し上げます。

 昨年はロシアのウクライナへの侵攻戦争をはじめ、世界的なインフレの加速、ウィズコロナに対する行動変容の模索など、世界的にも様々な環境変化が起きた一年でした。今年も台湾有事への備え、日銀総裁の任期満了による金融政策の見直し、また岸田政権の先行きなど、政治的、経済的にも環境変化が見込まれる一年となりそうです。

 日本のインフレは欧米諸国と比較すると数値的に低いものの、デフレ経済に慣れきった社会にとって、今回のインフレは突然の大きな変化です。そんな中、今年こそ賃金上昇が起こるのでしょうか。

 平成の30数年間、人件費を抑制した結果、企業は多額の内部留保を蓄積しました。その内部留保にメスを入れられるならば、社会全体にとってプラスであり歓迎したいです。停滞している日本経済の活性化には賃金上昇が必要なことは明らかです。

 ただ、賃金上昇を伴う適度なインフレは経済回復に好ましいですが、不動産市場においては、価格上昇が鈍化する可能性もあります。資金調達コストの上昇が見込まれることから、一定の価格調整が起こる可能性はあるものの、総じて緩やかな上昇基調が続くと見ています。

 今年は日銀総裁が交代します。今後の金融政策の方向性は不動産・住宅業界に大きな影響を与えます。特に短期金利の変動は注意が必要です。昨年末に日銀が10年債の上限金利を0.25%から0.5%に引き上げたことはサプライズでしたが、これからも金利上昇圧力が強まる可能性があります。実質賃金が継続的に社会全体で上昇することが確認された上で、適切な政策判断を期待したいです。

 当社では、引き続き運用資産の積み上げを目指すとともに、幅広い資金調達の支援等お客様に質の高いソリューションをご提案できるよう邁進する所存です。

 今後とも皆様方のご指導ご鞭撻のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

代表取締役 文平 武信

代表者経歴

京都市生まれ。ニューヨーク市立大学大学院(MBA)修了後、ニューヨークにてアーサーアンダーセンに勤務。
CPA(米国公認会計士)として企業会計監査業務やM&Aに係るデューデリジェンス業務に従事。帰国後、UBS銀行、GEキャピタルでの金融・不動産投資業務を経て、新生銀行においてプライベートエクイティ投資業務に従事。
ベンチャーから中堅企業に対する成長資金や再生案件等のエクイティファイナンスに携わり、ストラクチャリング、エグゼキューション、モニタリング等の実務を担当。投資運用会社の取締役、監査役を兼務、投資ファンドの組成、管理等を行う。
2009年株式会社さくらアセットマネージメント代表取締役に就任。